遺言作成時の財産調査
財産調査は、遺言を作成する上で非常に重要となります。
遺言に記載されていない財産は相続人全員で分割協議をすることになります。このようになってしまっては、相続をスムーズに進めたり、相続人間のトラブルを防ぐという遺言の目的を実現できないことになってしまいます。
作成する前にしっかりと財産調査を行い、より効果的に遺言書をご活用いただくことをお勧め致します。
財産調査において注意すべき点
不動産の確認
①評価はどのくらいか。
②相続人にとって価値があるか。
(農地等、相続人が扱いづらい土地ではないか。)
③売却できそうか。
④抵当権等、権利関係のある土地ではないか。
生命保険金の受取人が誰になっているのか
①受取人によっては相続財産になります。
②相続税の対象にもなるため、相続税対策をお考えの方は、みなし相続財産について確認する必要があります。
金融資産の把握
①金融機関ごとの残高がいくらになっているのか。
②株式の評価はいくらなのか。