遺産分割とは

相続人が複数いる場合、被相続人の遺産は相続人全員の共有状態となります。
そのため、共有状態となった遺産を各相続人に具体的に配分していく手続が必要となります。
これを遺産分割といいます。

遺産分割に期限はありません。
ただし、遺産分割がなされなければ、いつまでも共同相続人の共有状態のままです。


この状態で放置しておくと、


▲ 共有物の処分は共有者全員の合意で決定する
▲ 共有物の管理は共有者の持分の過半数で決定する
▲ 収益・費用の負担の清算など、その取扱いに煩雑な手続を要する
▲ それに起因して感情的なあつれきが生じ、長期化することが多々ある
▲ 持分だけでは、担保に供することが困難


等のデメリットがあります。

そのため、できるだけ早期に単独所有形態で分割しておく方が、後の紛争を回避することができます。

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