熟年離婚を後悔しないための準備チェックリスト

監修:弁護士 細江智洋

別居や離婚を考える前に整理しておきたいこと

熟年離婚を考え始めたとき、
「何から手をつければいいのか分からない」
と感じる方は少なくありません。

• まだ離婚を決めていない
• でも、このままでいいとも思えない
• いざというときに困らないようにしておきたい

そんな段階であれば、
今すぐ結論を出す必要はありません。

ただし、
何も整理しないまま時間が過ぎると、
いざ離婚を決意したときに、
準備不足を感じることになりかねません。

目次

準備=離婚を決めることではありません

準備をすることは、
離婚を決めることではありません。

• 状況を把握する
• 選択肢を知る
• 判断材料をそろえる

これらは、
「離婚をする・しない」を冷静に判断するために必要な準備です。

チェック① 住まいについて整理する

✔️  現在の住まいは持ち家か、賃貸か
✔️  持ち家の場合、名義は誰か
✔️  住宅ローンは残っているか
✔️  売却した場合、ローンは完済できそうか

熟年離婚では、
住まいが生活の安定に直結します。

「住み続ける」「売却する」どちらを選ぶにしても、
現状を把握しておくことが第一歩です。

▶︎ 関連記事
【熟年離婚と住まいの問題|自宅売却・住宅ローン】

チェック② 収入と生活費の見通し

✔️  現在の収入(給与・年金など)はどのくらいか
✔️  別居した場合の生活費は足りそうか
✔️  離婚後の収入の見込みはあるか

特に、
専業主婦や扶養内で働いてきた方の場合、
離婚後の収入が大きく変わることがあります。

感覚ではなく、
数字で具体的に把握しておくことが重要です。

チェック③ 財産の全体像を把握する

✔️  預貯金
✔️  不動産
✔️  生命保険
✔️  株式・投資信託
✔️  退職金の見込み

熟年離婚では、
財産の種類も量も多くなりがちです。

名義に関係なく、
婚姻期間中に形成された財産が
どの程度あるのかを整理しておきましょう。

▶︎ 関連記事
【熟年離婚と財産分与・退職金・年金分割】

チェック④ 年金について確認する

✔️ 自分の年金の見込み額
✔️ 配偶者の年金の種類
✔️ 年金分割の対象になるか

年金は、
老後の生活を支える重要な要素です。

離婚後の生活を考えるうえで、
年金を含めた見通しは欠かせません。

チェック⑤ 別居した場合の進め方

✔️ 別居する場合、どこに住むか
✔️ 別居中の生活費はどうなるか
✔️ 話し合いが進まない場合、どのような手段があるか

熟年離婚では、
別居期間を経て話し合いを進めるケースも多くあります。

別居は「勢い」で始めるものではありません。
準備したうえで選択することが大切です。

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【相手が離婚に応じない場合の熟年離婚|別居・調停】
【熟年離婚の婚姻費用と生活設計|別居中から離婚後まで】

チェック⑥ 相談できる先を確認しておく

✔️ 一人で抱え込んでいないか
✔️ 情報が断片的になっていないか
✔️ 客観的に整理してくれる専門家はいるか

熟年離婚は、
一人で判断し続けるには負担が大きい問題です。

「まだ決めていないから相談できない」
ということはありません。

迷っている段階だからこそ、準備が役に立ちます

熟年離婚では、

✔️ 準備をしてから離婚を決める方
✔️ 準備をした結果、離婚しない選択をする方

どちらもいらっしゃいます。

大切なのは、
後悔しないために、状況を整理しておくことです。

9 まとめ

熟年離婚は、
準備の有無で、その後の納得感が大きく変わります。

今すぐ結論を出さなくても、
知っておくこと・整理しておくことはたくさんあります。

準備は、決断の代わりではありません。
判断するための土台です。

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この記事を担当した弁護士

みなと綜合法律事務所 弁護士 細江智洋
神奈川県弁護士会所属 平成25年1月弁護士登録
横浜で離婚問題に携わり12年以上、離婚問題を280件以上解決した実績あり。
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この記事の編集・SEO担当者

阿部絵美(元裁判所書記官)
横浜家庭裁判所で3年間、離婚調停などを担当。
裁判所での実務を通じて、
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