医師との離婚を迷っている方へ|今すぐ決断しなくて大丈夫です
監修:弁護士 細江智洋
はじめに
このページでは、
医師の夫との離婚を迷っている段階の方に向けて、考え方を整理する視点をお伝えします。
医師の夫との離婚を考えたとき、
「離婚したい」「でも踏み切れない」
そんな気持ちの間で揺れている方は少なくありません。
大きな不満があるわけではない。
それでも、このままでいいのか分からない。
決断しきれない自分を責めてしまう。
医師の妻という立場では、
一般的な離婚の迷いに加えて、
特有の事情が重なりやすい傾向があります。
このページでは、
迷っている状態そのものを否定せず、
考えを整理するための視点をお伝えします。
目次
01 医師の妻が離婚を迷いやすい理由
医師の妻が離婚を迷いやすい背景には、
次のような事情が重なっていることが多くあります。
▶︎ 経済的な不安
医師家庭では生活水準が高く、
離婚後の生活を具体的に想像しにくいことがあります。
「今より生活が大きく変わるのではないか」
「子どもの教育環境を守れるのか」
といった不安が、決断を難しくします。
▶︎ 世間体や周囲の目
医師という職業に対する周囲の期待や評価から、
「離婚するべきではないのではないか」
と感じてしまう方もいます。
自分の気持ちより、
周囲の見え方を優先してしまうこともあります。
▶︎ 夫の忙しさを理由にしてしまう
当直や夜勤、学会など、
医師の働き方は不規則です。
「忙しいだけなのかもしれない」
「もう少し様子を見た方がいいのではないか」
と、自分の違和感を後回しにしてしまうケースもあります。
02 今すぐ離婚を決めなくていい
離婚を迷っている状態は、
決して間違いでも、弱さでもありません。
離婚は、
人生や生活に大きな影響を与える選択です。
簡単に決められないのは自然なことです。
今すぐ白黒をつけなくても、
「迷っている」という状態を保ったまま、
考え続けることも一つの選択です。
03 迷っている間に考えておきたいこと
離婚するかどうかを決めていなくても、
整理しておけることはあります。
✔️ 自分が何に不安を感じているのか
✔️ 経済面で何が心配なのか
✔️ 子どもにとって何を大切にしたいのか
✔️ このまま続けた場合と、変えた場合の違い
これらを言葉にしていくことで、
「何に迷っているのか」が少しずつ見えてきます。
04 相談することは、決断することではありません
弁護士や専門家に相談すると、
「離婚を勧められるのではないか」
と不安に感じる方もいます。
しかし、
相談すること自体が、
離婚を決断することを意味するわけではありません。
• 今の状況で何が問題になりそうか
• どんな選択肢があるのか
• まだ決めなくていいことは何か
を整理するための相談もあります。
判断を急がず、
考える材料を増やすために相談する、
という選択もあります。
05 迷っている間にできる準備チェックリスト
離婚するかどうかを決めていなくても、
今のうちに整理しておけることがあります。
次の項目は、
「今すぐ行動するため」ではなく、
考えるための準備として確認するものです。
【チェックリスト】
• 現在の収入や貯蓄の状況を把握している
• 家計や生活費がどのくらいかかっているか分かっている
• 子どもの学校や生活リズムを整理できている
• 離婚後に気になる点(お金・住まい・子ども)を書き出している
• すぐに決めなくていいことと、後回しにできないことを分けて考えている
▶︎ すべてを今すぐ揃える必要はありません。
「何が分からないのか」を把握するだけでも、
迷い方は変わってきます。
06 関連するお悩み
迷っている間に、
次のような問題が気になり始める方も多くいます。
• 医師との離婚における財産分与
• 親権や養育費について
• 夫の不倫が関係している場合
状況に応じて、
関連する解説ページも参考にしてみてください。
• 【医師との離婚と財産分与】
• 【医師との離婚と親権・養育費】
• 【医師の夫が不倫したときに知っておきたいポイント】
• 【離婚するか迷っている方へ】
07 よくある質問(FAQ)
Q1. 医師の夫との離婚を迷っている期間が長くなっても問題ありませんか?
A.
迷っている期間が長いこと自体が問題になるわけではありません。
離婚は生活や子どもに大きな影響を与えるため、時間をかけて考えることも自然な選択です。
Q2. 相談すると、離婚を勧められてしまいますか?
A.
相談したからといって、必ず離婚を勧められるわけではありません。
状況を整理し、選択肢を確認するための相談もあります。
Q3. 離婚について何も決めていない段階でも相談していいのでしょうか?
A.
はい。
「まだ決められない」「迷っている」という段階でも、
状況を整理するために相談することは可能です。
08 まとめ
医師との離婚を迷っている状態は、
「まだ決める準備が整っていない」というサインでもあります。
無理に答えを出す必要はありません。
迷いながら、考えながら、
自分の判断を取り戻していくことが大切です。
選択肢を知ることは、
決断を迫られることではありません。
落ち着いて考えるための一歩です。
この記事を担当した弁護士
みなと綜合法律事務所 弁護士 細江智洋
神奈川県弁護士会所属 平成25年1月弁護士登録
横浜で離婚問題に携わり12年以上、離婚問題を280件以上解決した実績あり。
あなたの気持ちに寄り添いながら、より良い未来のために、離婚手続きや養育費、慰謝料を親身にサポート。お気軽にお問合せください。
この記事の編集・SEO担当者
阿部絵美(元裁判所書記官)
横浜家庭裁判所で3年間、離婚調停などを担当。現場の知見を生かし、弁護士細江智洋の法律解説に元書記官としての視点をプラスして編集しています。
※ 法律解説は弁護士監修です。















