相手と話し合いをしているが時間がない方へ
この記事のまとめ
- 仕事や家事・育児で離婚の話し合いの時間が取れないケースは多い
- 限られた時間でも、オンライン相談や書面で効率的に進められる
- 離婚の条件(財産・子ども・生活費)を整理しておくことが重要
- 話し合いが難しい場合は、調停や裁判での解決も可能
- 忙しさに流されて不利な条件で妥協しないよう注意が必要
- 弁護士に依頼することで、交渉や手続きを任せられ、時間・労力を大幅に節約できる
はじめに
「仕事や家事で毎日がいっぱい」「出張や夜勤でまとまった時間が取れない」
離婚の話し合いに時間を割けない方は決して珍しくありません。
しかし、離婚の話し合いには財産や生活費、子どものことなど幅広い条件を決める必要があり、十分な準備ができないまま進めると不利な合意につながる危険があります。
この記事では、話し合いの時間がない方に向けて、効率的な進め方や注意点、そして弁護士に依頼するメリットを解説します。
目次
交渉を効率化する工夫
お忙しい方には、弁護士を代理人につけることをお勧めします。
特に時間が限られている場合には、次のような方法が有効です。
• 弁護士へのオンライン相談を活用する
• 書面やメールでやり取りを進める
• 弁護士が代理で交渉に臨む
▶ 限られた時間でも効率的に進める工夫をすれば、話し合いが進まず膠着するのを防げます。
事前に整理しておくべきこと
合理的に手続きを進んるために、次の準備をしておきましょう。
弁護士に依頼する場合でも、予め考えをまとめておくと効率的な打ち合わせができます。
• 離婚する/しないの意思を明確にする
• 財産分与や慰謝料、年金分割、婚姻費用の希望を考えておく
• 子どもの親権・養育費・面会交流についての考えを決めておく
• 証拠や資料(通帳、不動産、収入資料、LINEなど)を収集しておく
▶ ただし、弁護士との打ち合わせのためにあまり時間をかけるのも本末転倒です。
まだ悩んでいる、どう考えたらいいかわからない、資料の収集の仕方がわからないという方は、お悩みをそのまま弁護士にお伝えください。
あなたの状況を整理して、考えをまとめるお手伝いをいたします。
【関連記事】[離婚準備と離婚手続き]
話し合いが難しい場合の代替手段
どうしても話し合いが進まない場合、家庭裁判所での調停や裁判による解決を考えます。
調停では調停委員が間に入り、冷静な話し合いをサポートします。
それでもまとまらなければ、離婚裁判を検討します。離婚裁判では、裁判官が最終的な判断を下すことになります。
【元裁判所書記官からのひとこと】
弁護士なしで離婚調停をする方もたくさんいらっしゃいます。
しかし、お忙しい方には、調停段階から弁護士をつけることをお勧めします。
特にお子さんがいて親権や養育費で対立するケースや、財産分与や住宅ローンの問題があるケースでは、裁判所に出す書面や収集する資料が非常に多く、忙しい方の負担になってしまいます。
また、調停期日は1~2か月に一度行われ、半日近くかかります。弁護士を代理人にすることで、調停期日に出席する回数を減らすこともできます
注意点・リスク
忙しい中で、ご本人だけで離婚を進めることには、次のようなリスクがあります。
• 忙しさに流されて不利な条件で妥協してしまう
• 書面に残さずに合意し、後からトラブルになる
• 調停や裁判の準備不足で不利になる
▶ こうしたリスクを避けるためにも、効率的に事前準備を進めることが大切です。
弁護士に依頼するメリット
1. 交渉を任せられる
→ 相手との直接のやり取りを避け、代理人として交渉してくれる。
2. 時間・労力の節約
→ 仕事や育児と両立しながらも、弁護士が進行をサポートしてくれる。
3. 不利な妥協を防げる
→弁護士が専門家の観点から、離婚条件についてのアドバイスを行います。
4. 調停・裁判までスムーズにつなげられる
→ 協議でまとまらない場合でも、手続きを円滑に移行できる。
弁護士からのメッセージ
「忙しくて話し合いの時間がない」とお困りの方がたくさんいらっしゃいます。
しかし、だからといって不利な条件で離婚を受け入れてしまう必要はありません。
横浜で離婚弁護士として12年以上活動し、これまで280件以上の離婚問題を解決した実績のある弁護士が、忙しいあなたをサポートします。
初回30分の無料法律相談は、オンライン対応も可能です。
まずはお気軽にご相談ください。
この記事を担当した弁護士
みなと綜合法律事務所 弁護士 細江智洋
神奈川県弁護士会所属 平成25年1月弁護士登録
横浜で離婚問題に携わり12年以上、離婚問題を280件以上解決した実績あり。
あなたの気持ちに寄り添いながら、より良い未来のために、離婚手続きや養育費、慰謝料を親身にサポート。お気軽にお問合せください。
この記事の編集・SEO担当者
阿部絵美(元裁判所書記官)
横浜家庭裁判所で3年間、離婚調停などを担当。現場の知見を生かし、弁護士細江智洋の法律解説に元書記官としての視点をプラスして編集しています。
※ 法律解説は弁護士監修です。















