離婚コラム|横浜の離婚に強い弁護士 細江智洋がわかりやすく解説

2025.08.09更新

離婚コラム28

 

結婚当初、夫は穏やかで頼もしかった。数年が経ち、子どもが生まれ、日常が繰り返されるうちに、夫の様子は徐々に変わってきた――。
「返事がない」「家事育児はやらない」「私の話を聞かない」「笑顔もない」
そんな“無関心”に近い夫の態度に、多くの専業主婦の方は心をすり減らしながら日々を過ごしています。

 

モラハラ――専業主婦に向けられる外から見えにくい暴力
最近では、「モラハラ(モラルハラスメント)」という言葉が広く知られるようになりました。これは、殴る・蹴るといった身体的な暴力ではなく、言葉や行動によって相手の心を傷つける精神的な暴力を指します。
専業主婦の方に対して行われやすいモラハラの例には、次のようなものがあります:
• 家事や育児を軽視し「お前は家にいるのだから楽だ」と、努力を評価しない
• 生活費を必要以上に制限し、レシートや買い物の内容を細かく調べる
• 「何もできない」「バカじゃないのか」などと、子どもや親族の前で妻を見下す態度を取る
• 話しかけても返事をせず、意図的に無視する
• 妻の実家との連絡や友人との外出を制限しようとする
• 「文句があるなら出て行け」「金は渡さない」と急に怒り出す
これらは一見、「不機嫌なだけ」「冷たいだけ」と思われがちですが、日常的に繰り返されることで、妻は精神的に追い込まれていきます。
特に専業主婦の場合は、経済的に夫に頼らざるを得ない環境にいるため、抵抗しにくいという事情もあって、問題が認識されにくいのが現実です。

 

無関心という見えにくい危機
夫婦関係において「無関心」は、かなり深刻な状態です。
妻の話をまったく聞こうとしない、子どもの学校行事や体調にも関心を示さない、「自分には関係ない」と家事や育児を完全に放棄する――。このような態度が続くと、妻は「私は家族として大事にされていないのかもしれない」と感じ、心がどんどん離れていってしまいます。
そうした積み重ねが「このままでは自分の将来が幸せになるとは思えない」と感じるようになり、真剣に離婚を考える専業主婦の方が増えているのです。

 

離婚を考えたとき、まず知っておくべき“権利”
離婚を決意するにあたり、専業主婦の方がまず不安になるのは「経済的にやっていけるか」「子どもを育てていけるか」といった離婚後の生活です。
ですが、専業主婦であっても、次のような権利を正当に請求することが可能です。
• 婚姻費用の分担請求:別居中でも生活費の一部を夫に負担させることができます
• 養育費の請求:子どもの教育・生活に必要な費用を相手に請求できます
• 財産分与:夫婦で築いた財産を公平に分け合う権利があります
• 慰謝料の請求:モラハラなどの不法行為が証明できれば、精神的損害に対する賠償を請求することができます
• 親権や面会交流の調整:親権者や面会の回数など子どもの将来のために最善の取り決めをすることができます
これらの手続きを自分一人で進めるのは難しいものですが、弁護士に依頼すれば、状況に応じて適切な対応や証拠の収集方法についてアドバイスしてもらえます。

 

一人で悩まず、まずはご相談ください
「離婚したいと思うのは我慢が足りないのかもしれない」「時間が経てば夫婦関係は良くなるかも」と思い悩んでいる方も多くいらっしゃいます。
ですが、これまでの心に積もったストレスは、決して小さなことではありません。
自分の気持ちを整理し、将来の選択肢を冷静に考えるためにも、まずは法律の専門家に話してみてください。
弁護士細江智洋は、これまで多くの専業主婦の方の離婚相談を受け、最善の解決策を提案してまいりました。
モラハラや無関心による苦しみ、離婚後の経済的な不安や生活設計など、どんなことでもお気軽にご相談ください。あなたの立場と想いに寄り添い、必要な権利を実現するために全力でサポートいたします。

→専業主婦の離婚について詳しくはこちら

  

この記事を担当した弁護士 

離婚コラム28

 

みなと綜合法律事務所 弁護士 細江智洋
神奈川県弁護士会所属 平成25年1月弁護士登録
当事務所は、離婚問題でお悩みの方からのご相談を日々お受けしています。離婚相談にあたっては、あなたのお気持ちに寄り添い、弁護士の視点から、人生の再出発を実現できる最良の方法をアドバイスさせていただきます。まずは、お気軽にご連絡ください。

 

2025.08.06更新

 

離婚コラム27

 

離婚を考えるとき、専業主婦の方が心配されるのが「子供の気持ち」ではないでしょうか。自分の将来よりも、今後子供にどのような影響があるのか、どんな環境が望ましいのか——そう悩むお母さんは少なくありません。

このコラムでは、専業主婦として離婚を検討している方が、子供の気持ちを第一に考えつつ決断をするために必要な視点と準備について、法律の専門家の立場からわかりやすくお伝えします。

 

離婚は子どもにとっても「人生の分かれ道」
夫婦関係が壊れている状況であっても、子供にとって両親は大切な存在です。だからこそ、「夫婦の不仲が悪影響なのでは」「離婚すればもっと子どもを傷つけてしまうのではないか」と不安になる方もいらっしゃいます。
離婚はあなたにとって人生の大きな転機ですが、場合によっては子供にとっても心の平穏を取り戻す第一歩になることもあります。ただし、それを「良い選択」にするためには、親の一方的な決断ではなく、子供の立場に立って慎重に考える必要があります。

 

専業主婦ならではの離婚への不安とは?
専業主婦の方にとって、離婚は大きなハードルです。長年家庭に入っていた分、経済的な自立や再就職に不安を感じるのは当然です。
加えて、「親権は取れるのか」「養育費はもらえるのか」「子どもに寂しい思いをさせないか」といった不安もつきまといます。これらは、正しい知識と専門家の支援によって、不安の多くは解消することができます。

 

「子どもの気持ちを第一に考える」とはどういうことか
「子どもの気持ちを第一に」とは、単に子供を優先するという意味ではありません。親の感情や都合を押し付けず、子供がどんな環境で安心し、愛情を感じ、のびのびと育てるかを冷静に考える行為です。
子どもの心の安定には、次のような準備が大切です:
• 生活リズムの安定:通学先や習い事を変えず、日常生活の流れを継続する
• 両親との関係継続:会えない親とも連絡を取りやすくする
• 本音を言える環境:子供の気持ちを尊重し、否定しない
• 自己肯定感を育む:自分のせいだと思わないように伝える
• 愛されている実感:一緒に過ごす時間やスキンシップを大切にする
こうした安心できる環境を整えるには、感情に流されるのではなく、冷静に「今の子ども」と「将来の子ども」の両方の幸せを見据え、子どもの日常を守る準備が必要です。

 

親権と子どもの幸せ
裁判所が親権を判断する際には、どちらの親が子供の生活を安定的に支え、心身の成長を見守れるかを重視します。専業主婦であっても、これまでずっと子育てを担ってきた場合、親権が認められる可能性はあります。
ただし、相手が親権を主張している場合は、調停や裁判といった法的手続きを視野に入れることになります。その際、感情的な対立を避け、子供の利益を最優先にした交渉を行うことが大切です。

 

弁護士にできるサポートとは?
弁護士細江智洋は、専業主婦の方とお子様にとって良い選択となるように、今後を見据えた、やさしく丁寧なサポートを行っております。
✅ 親権・養育費・面会交流など、子供の幸せを第一に考えた提案
✅ 法的代理人として調停や裁判での不安を軽減する
✅ 離婚後の生活設計の相談、支援制度のご案内
✅ 子供への説明の仕方、心のケアに関する丁寧なアドバイス
法的な面はもちろんのこと、「親としてどう子供に向き合えばよいのか」まで寄り添う支援を心がけています。

 

まずは一歩を踏み出すために
「子どもにとって、何が一番かを考えたい」「離婚しても変わらず愛情を持って育てたい」——そう願うすべての専業主婦の方へ。弁護士細江智洋は、あなたとお子様の未来のために、最善の道を一緒に考えてまいります。
まずは、専用ページをご覧いただき、お気軽にご相談ください。


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迷いや不安の中でも、心から納得できる判断ができるよう、私たちがしっかりと支えます。

 

この記事を担当した弁護士

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みなと綜合法律事務所 弁護士 細江智洋

神奈川県弁護士会所属 平成25年1月弁護士登録
当事務所は、離婚問題でお悩みの方からのご相談を日々お受けしています。離婚相談にあたっては、あなたのお気持ちに寄り添い、弁護士の視点から、人生の再出発を実現できる最良の方法をアドバイスさせていただきます。まずは、お気軽にご連絡ください。

 

2025.08.03更新

離婚コラム26

 

結婚生活が長くなると、ある日突然に「もう限界かもしれない」と感じることはありませんか?専業主婦の方が、心の奥で「離婚」という言葉を思い浮かべるのには、それなりの理由があります。離婚は決して簡単な決断ではありません。
ですが、心のどこかで「このままでは自分が壊れてしまう」と思うときがあるからこそ、自分を変えようという決意を固めていくのです。

 

離婚を考える瞬間——専業主婦の本音とは
多くの専業主婦の方が離婚を意識するきっかけは、客観的に見れば小さな出来事かもしれません。しかし、その背景には、長い間積み重なってきた孤独や我慢が潜んでいます。
たとえば、こんな経験はないでしょうか?
• 夫婦の会話がほとんど無い。
子どもに関すること以外は話すことがなく、視線すら合わない。どれだけ頑張っても、感謝の言葉やねぎらいがない。その沈黙が、自分を否定されているように感じてしまう。
• 感情を共有できなくなった。
「今日はこんなことがあったよ」と話しても、無関心な様子。「そんなことより○○は?」と話を変えられるたびに、「私はここにいる意味があるのだろうか」と感じてしまう。
• 不満を口にすれば「お前が悪い」と責められる。
話し合いを求めても、逆に文句を言われたり、無視されたり。自分だけが我慢しているように思えて、「私の人生は誰のものなのか」と虚しさが募る。

こうした毎日で、心が少しずつすり減っていくのです。
そしてある日、「このままでは心から笑えなくなる」と気づいたとき、本気で離婚を考え始めます。

 

離婚を決意するのは「弱さ」ではありません
「離婚を考えるなんて、自分は勝手だろうか」
「もっと我慢できるのではないか」
多くの方がそう自分を責めてしまいます。
ですが、自分の人生を見つめ直すことは、決して勝手ではありません。
むしろ、長年家族のために尽くしてきたからこそ、ようやく自分の人生を見つめ直すきっかけができたのです。
子育てが一段落し、少しだけ自分の時間が取れるようになったとき。
心や身体に不調を感じたとき。
ふとした会話で「この人と一緒に老後を過ごしたくない」と思ったとき。
——それらは、自分を大切にしたいという気持ちの現れです。
そしてそれこそが、離婚を真剣に考える一番の理由なのです。

 

弁護士は「あなたの気持ち」を否定しません
離婚を考えるとき、誰に相談すればよいのか分からず、一人で悩む方も多いと思います。
そんなときこそ、信頼できる弁護士に相談してみてください。
弁護士は一人の人間として、女性として、そして母として——というあなたの思いを丁寧に受け止めたうえで、必要な法的アドバイスや選択肢をお伝えします。
「まずは話を聞いてほしい」という段階でも大丈夫です。
あなたが安心して次の一歩を踏み出せるよう、弁護士が寄り添いながらお手伝いいたします。

 

離婚後の備えは「早めの行動」がカギ
離婚には準備が必要です。
いきなり切り出してしまうと、相手が感情的になって冷静な話し合いができず、親権争いが激化し、最終的には調停や裁判にならざるを得ない状況になってしまうこともあります。
離婚後の生活に必要な情報(収入・支出、住まい、子どもの環境など)を整理し、どんな支援制度があるのか、どんな法的請求(婚姻費用・養育費)ができるのかを知っておくことで、より安心して離婚条件を検討したり、そもそも離婚するかしないかを判断したりできます。

 

専業主婦の離婚に強い弁護士細江智洋にご相談ください
弁護士細江智洋は、これまで数多くの【専業主婦の離婚】に関するご相談を受けてまいりました。あなたが安心して未来を選択するための法的アドバイスをご提供いたします。
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そんなお悩みを抱えている方は、ぜひ以下のページをご覧ください。
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一人で悩まずに、まずは「知ること」から始めてみませんか?
あなたの決断を、心から応援しています。

 

この記事を担当した弁護士

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みなと綜合法律事務所 弁護士 細江智洋
神奈川県弁護士会所属 平成25年1月弁護士登録
当事務所は、離婚問題でお悩み方からのご相談を日々お受けしています。離婚相談にあたっては、あなたのお気持ちに寄り添い、弁護士の視点から、人生の再出発を実現できる最良の方法をアドバイスさせていただきます。まずは、お気軽にご連絡ください。

 

 

 

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