熟年離婚するかどうか迷っている方へ
監修:弁護士 細江智洋
いますぐ決断しなくても大丈夫です
「離婚した方がいいのか、それともこのままがいいのか」
熟年離婚を考える方の多くが、ここで立ち止まります。
大きなトラブルがあるわけではない。
でも、この先の人生や老後の生活を考えたとき、
今の状態を続けることに、違和感を覚えている。
一方で、
• 今さら離婚していいのか
• 生活は成り立つのか
• 周囲にどう思われるのか
といった不安もあり、
簡単には決められない。
迷っている状態は、ごく自然なものです。
目次
1 熟年離婚では「迷う時間」も大切です
熟年離婚は、
勢いで決める離婚ではありません。
婚姻期間が長く、
• 生活が安定している
• 子どもが自立している
• 財産や住まいがある
からこそ、
決断には時間がかかります。
焦らずに、じっくり考えることも大切です。
2 迷いの正体を整理してみる
「離婚するかどうか迷っている」と感じているとき、
実際には、次のような点が引っかかっていることが多くあります。
• 離婚後の生活が具体的に見えない
• お金の見通しが立たない
• 相手が離婚に応じるか分からない
• 本当に今がタイミングなのか分からない
これらは、
感情の問題というより、情報や整理の問題であることも少なくありません。
3 今すぐ決断しなくても、整理できることはあります
離婚を決めていなくても、
次のようなことは整理できます。
• 財産分与や年金分割の考え方
• 住まいをどうするかの選択肢
• 別居した場合の生活の見通し
• 話し合いが進まない場合の進め方
これらを整理することで、
• 離婚した場合
• 離婚しなかった場合
それぞれの現実が、
少しずつ見えてきます。
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4 「迷っている間」に気をつけたいこと
ただし、迷っている状態が長くなると、
• 状況が変わってしまう
• 財産が動く、散逸してしまう
• 手続きのタイミングを逃してしまう
といったことも起こり得ます。
これは、
「早く離婚しなければならない」という意味ではありません。
何も知らないまま時間だけが過ぎることが、
後悔につながりやすい、ということです。
5 相談することは、離婚を決めることではありません
法律相談というと、
「もう離婚を決めた人が行くもの」
というイメージを持たれる方もいます。
しかし、実際には、
• 迷っている段階
• 情報を整理したい段階
• 判断材料を知りたい段階
で相談される方も多くいらっしゃいます。
相談したからといって、
離婚を勧められるわけではありません。
6 まとめ
熟年離婚では、
「迷う時間」も含めて、
大切なプロセスです。
今すぐ結論を出さなくても構いません。
ただ、状況を整理することで、
選択肢ははっきりしてきます。
決めるために、まず理解する。
それも立派な一歩です。
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この記事を担当した弁護士
みなと綜合法律事務所 弁護士 細江智洋
神奈川県弁護士会所属 平成25年1月弁護士登録
横浜で離婚問題に携わり12年以上、離婚問題を280件以上解決した実績あり。
あなたの気持ちに寄り添いながら、より良い未来のために、離婚手続きや養育費、慰謝料を親身にサポート。お気軽にお問合せください。
この記事の編集・SEO担当者
阿部絵美(元裁判所書記官)
横浜家庭裁判所で3年間、離婚調停などを担当。
裁判所での実務を通じて、
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