離婚コラム|横浜の離婚に強い弁護士 細江智洋がわかりやすく解説

2025.06.13更新

離婚コラム9

 

最近、「モラハラ(モラルハラスメント)」が離婚の原因として増えています。
これは発言や態度で相手の心を傷つける精神的な暴力のことで、身体的な暴力と違って外からは見えにくいため、長い間、周りに気づかれないことも少なくありません。
本コラムでは、離婚の原因となりうるモラハラ発言の具体例を挙げています。
夫婦双方の視点から発言例を挙げておりますので、ご自身や配偶者の状況と照らし合わせながらお読みいただければ幸いです。

モラハラとは?言葉による見えない暴力
モラハラは、無視や暴言、威圧的な態度で相手の人格を否定し、精神的に追い詰める行為です。
特徴となっているのは、加害者が自覚なくモラハラを繰り返してしまうこと、そして被害者が「自分が悪いのかもしれない」と思い込みやすいことです。

 

離婚原因になりうるモラハラ発言の例
■ 夫によるモラハラ発言の例
 1. 人格を否定する・軽視する
  o 「お前は何をやらせてもダメだな」
  o 「誰のおかげで生活できてると思ってるんだ」
 2. 外見や能力を侮辱する
  o 「その服、どこで買ったの?恥ずかしい」
  o 「そんなことも知らないの?バカなんじゃないか」
 3. 支配的な態度
  o 「離婚されたらお前の行くところなんてないだろ」
  o 「俺が言う通りにしろ」

■ 妻によるモラハラ発言の例
 1. 収入や仕事に関する否定
  o 「あなたの給料じゃやっていけない」
  o 「文句言うならもっと稼いでよ」
 2. 男性としてのプライドを傷つける発言
  o 「男のくせに頼りない」
  o 「〇〇さんの旦那さんはもっと優秀よ」
 3. 子どもを巻き込んだ精神的圧力
  o 「あなたみたいな人が父親だと子ども達がかわいそう」
  o 「パパみたいになっちゃだめよ」

このように、モラハラは男女問わず、誰でも被害者・加害者になり得るものです。
発言そのものだけでなく、日常的に繰り返されることや、無視、威圧的な行動といった態度によっても「見えない暴力」が蓄積されていきます。

 

モラハラ発言がもたらす影響
モラハラを受け続けた相手は、自己肯定感を失い、不安障害や抑うつ状態を抱えることがあります。
また、子どもがモラハラの言動を見聞きすること自体が「心理的虐待」となり、家庭環境に悪影響を与えることもあります。

 

「これはモラハラ?」と感じたら…
「これが本当に離婚理由になるのだろうか?」と迷う方もいらっしゃいますが、モラハラは離婚原因として法的に認められることがある大きな問題です。
モラハラに我慢を重ねることではなく、早めに専門家へ相談することが大切です。

 

モラハラ離婚のサポートはおまかせください
弁護士細江智洋は、モラハラを理由とした離婚問題のご相談を多く承っております。
「証拠が少ないかも」「離婚後の生活が不安」といった方にも、状況に応じた解決策をご提案いたします。
ご相談は秘密厳守・完全予約制ですので、安心してご連絡ください。


一人で悩まず、まずは一歩を踏み出してみませんか?
モラハラは、男女どちらからでも発生しうる「心を傷つける暴力」です。
繰り返される暴言や威圧的な態度は、やがて深刻な問題に発展し、関係修復が難しくなることもあります。
「自分は平気」「これくらい仕方ない」と思い込まずに、あなたの心の声に耳を傾けてみてください。
そして必要であれば、信頼できる法律の専門家に相談する勇気を持つことが、あなた自身と家族を守る第一歩です。

 

→モラハラ離婚についての詳細はこちら 

 

この記事を担当した弁護士

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みなと綜合法律事務所 弁護士 細江智洋
神奈川県弁護士会所属 平成25年1月弁護士登録
当事務所は、離婚問題でお悩み方からのご相談を日々お受けしています。離婚相談にあたっては、あなたのお気持ちに寄り添い、弁護士の視点から、人生の再出発を実現できる最良の方法をアドバイスさせていただきます。まずは、お気軽にご連絡ください。

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