離婚コラム|横浜の離婚に強い弁護士 細江智洋がわかりやすく解説

2025.08.18更新

離婚コラム31

 

こんにちは。弁護士の細江智洋です。
私はこれまで数多くの離婚相談に携わってきましたが、とくに50代以上のご相談者の方から、「このまま我慢を続けていくのはつらい」「老後をこの人と過ごして本当に幸せなのか」といったご相談を多く受けてきました。
いわゆる「熟年離婚」は、年々増加傾向にあり、特別なことではありません。人生100年時代と言われる今、ご自身の人生を見つめ直し、「自分らしく生きたい」と思うことは、自然なことです。
今回は、弁護士としての経験をもとに、「離婚した方がいい夫婦」に見られる特徴や、“限界のサイン”について分かりやすくお話しいたします。

 

1. 会話がほとんどない、あっても冷たい
「おはよう」「いってらっしゃい」など、日常のあいさつさえもなくなっていませんか?
あるいは小さな話題にも、そっけない返事や無視される状態が続いている──。
このような状態が長く続いていると、心の距離は大きく開いています。
夫婦の絆は、日々の言葉の積み重ねで成り立っています。
会話が途絶えたままでは、心が通うことも難しく、関係修復のきっかけもつかみにくくなります。

 

2. 経済的な信頼関係が崩れている
「生活費を入れてくれない」「お金の使い道が不透明」「勝手に借金をしていた」──。
お金にまつわるトラブルは、熟年離婚のきっかけになりやすいものです。
特に退職後の年金や老後資金について不安を抱えている方も多いと思います。
経済的な不安は、心身のストレスにつながります。信頼できるパートナーであるはずの相手との金銭トラブルは、「限界のサイン」と考えてよいでしょう。

 

3. 一緒にいても「孤独」を感じる
夫と一緒にいるのに、孤独を感じていませんか?
「この人といても寂しい」「話しても理解してもらえない」と思うようになったとき、心はすでにすれ違っているのかもしれません。
疎外感が続くと、自信を失い、自分の価値すら見失ってしまうこともあります。
一人で不安を抱え込まず、ご自身の気持ちに正直になることが大切です。

 

4. 心や体に不調が出ている
長年のストレスが、心身に出てきていませんか?
「眠れない」「食欲がない」「朝起きるのがつらい」──。こうした症状は、放置できないサインです。
夫婦関係の問題が原因で心や体に不調をきたしている場合、「このままで本当にいいのか」と自分の生活を見つめ直すことが必要です。

「離婚=孤独」ではありません
「離婚したら一人になってしまうのでは」「周りの人の反応が気になる」と不安になるお気持ちはよく分かります。
ですが、実際に熟年離婚を経験された方の中には、「前より穏やかに過ごせている」「自分らしい生活を送れている」と語る方も多くいらっしゃいます。
離婚は決して“終わり”ではありません。
新しい一歩を踏み出すための“再スタート”でもあります。
これまで家族のために頑張ってきたあなただからこそ、自分自身の人生を大切にする選択をしてもよいのです。

 

熟年離婚は「前向きな選択」
「この年齢で離婚なんて」「今さら変われるだろうか」と迷う方もいるかもしれません。
でも、50代・60代はまだまだ新しい人生を始められる年代です。
長年連れ添ったからこそ、「離れる勇気」は出しにくいかもしれません。
しかし、その勇気が、新たな人間関係や自分らしい時間を取り戻すきっかけになることもあります。

 

熟年離婚を考え始めた方へ
当事務所では、熟年離婚に関するご相談を数多くお受けしています。
財産分与、年金分割、生活費、今後の生活設計への法律的なアドバイスだけでなく、気持ちの整理をサポートすることも大切にしています。
「まだ決心はついていないけれど話を聞いてほしい」──
そんな段階でも、ぜひお気軽にご相談ください。弁護士細江智洋はあなたのお気持ちに寄り添いながら、一緒にこれからを考えてまいります。
詳しくは下記のページをご覧ください:

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どうか、ご自身の心の声に素直になってみてください。自分らしさを取り戻せるはずです。

 

この記事を担当した弁護士

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みなと綜合法律事務所 弁護士 細江智洋
神奈川県弁護士会所属 平成25年1月弁護士登録
当事務所は、離婚問題でお悩み方からのご相談を日々お受けしています。離婚相談にあたっては、あなたのお気持ちに寄り添い、弁護士の視点から、人生の再出発を実現できる最良の方法をアドバイスさせていただきます。まずは、お気軽にご連絡ください。

 

 

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