「こんな生活、もう耐えられないかもしれない──」
夫の無神経な言動や、無関心に傷つきながらも、子どもや生活のためにと毎日を耐え続けてきた専業主婦の方は少なくありません。
離婚を考え始めるきっかけの多くは、夫の態度です。暴言やモラハラ、妻への感謝のなさ──こうした積み重ねで、「私はこのままでいいのか」という疑問が生まれます。
けれど、同じような状況にあっても、実際に離婚に踏み切る方と、踏み切れない方がいます。その違いはどこにあるのでしょうか?
決断の分かれ目は、「離婚してもやっていけるかもしれない」という見通し
夫の言動に傷つき、「離れたい」と感じたとしても、離婚を“決断”することは簡単ではありません。
特に、専業主婦の方にとっては、「経済的に生活できるのか」「子どもを自分一人で育てられるのか」「住む場所はあるのか」といった不安が立ちはだかります。このようなときに重要になるのが──
「離婚後の生活に現実的な見通しを持てるかどうか」です。
• ✔️ 婚姻費用や養育費の支払いがどの程度期待できるか
• ✔️ 財産分与で何が得られるか(預貯金、持ち家、年金など)
• ✔️ 離婚後に住める場所があるかどうか
• ✔️ 子育てとの両立が出来る仕事を見つけられるか
• ✔️ 公的支援(児童扶養手当・医療費助成・母子家庭向け支援制度など)を利用できるか
こうした金銭面・住まい・仕事・公的支援体制といった条件を知って、漠然とした不安が少しずつ整理されていきます。
「自分にも選択肢がある」「備えれば何とかなるかもしれない」と思えたとき、離婚という選択は初めて“現実のもの”として心に落ちてくるのです。
弁護士が考える「最初の一歩」とは?──正しい情報を知ること
では、その“見通し”を持つためには、どうすればよいのでしょうか?
最初に弁護士としてお伝えしたいのは、
「誰かの体験談ではなく、自分の状況に合った正確な情報を得ること」が第一歩である、ということです。
離婚後の生活設計は、家庭によって大きく違います。
たとえば婚姻年数、夫の収入、子どもの年齢、家の名義、持っている財産──どれ一つとっても、必要な対策や選択肢が変わってきます。
インターネットには情報があふれていますが、「自分にも当てはまるのか」は判断が難しいものです。
まずはご自身の状況に合った現実的な選択肢を、専門家と一緒に整理しましょう。
それが不安を小さくし、前を向くきっかけになります。
さらに、今のうちにやっておくべき準備(証拠の残し方、生活費の確保方法、子どもの親権や監護の整理)も明確になります。「離婚するかまだ迷っている段階」でも問題ありません。 法律相談は、人生の選択肢を広げ、将来の備えを整えるための大切な一歩なのです。
離婚するかどうか、まだ迷っていても大丈夫です
「離婚すると決めたわけではないけれど、準備をしておきたい」
といったご相談の方も、実はとても多くいらっしゃいます。
弁護士細江智洋は、専業主婦の方の離婚に関するお悩みに丁寧に向き合い、法的な側面だけでなく、心の整理の一助となるような相談の時間をご提供しています。
まずはご相談にいらしてください。
その一歩が、これからの人生を変える大切なきっかけになるかもしれません。
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専業主婦の離婚|みなと綜合法律事務所
この記事を担当した弁護士
みなと綜合法律事務所 弁護士 細江智洋
神奈川県弁護士会所属 平成25年1月弁護士登録
当事務所は、離婚問題でお悩み方からのご相談を日々お受けしています。離婚相談にあたっては、あなたのお気持ちに寄り添い、弁護士の視点から、人生の再出発を実現できる最良の方法をアドバイスさせていただきます。まずは、お気軽にご連絡ください。