離婚コラム|横浜の離婚に強い弁護士 細江智洋がわかりやすく解説

2026.01.27更新

離婚コラム85

 

年収が高いと慰謝料も高くなる?収入と慰謝料の関係
「私は年収が高い方なので、慰謝料も高額になるのではないか」
自分の不貞(浮気・不倫)の事実を配偶者が知ってしまい、慰謝料を請求される立場になった方から、このようなご相談が寄せられることがあります。
たとえば、
・配偶者にスマートフォンの不倫相手とのやり取りを見られてしまった
・不倫相手から配偶者に連絡が入り、不倫の事実が発覚した
・突然、配偶者やその代理人弁護士から慰謝料請求の内容証明郵便が届いた
このように、思いがけない形で不貞が明るみに出てしまい、心の準備がないまま慰謝料の問題に直面するケースはよくあることです。

 

そもそも年収が高いと慰謝料も高くなるのか
まず結論からお伝えすると、年収が高いという理由だけで、高額な慰謝料を請求されることはありません。
不貞慰謝料の金額は、単純に請求される側の収入額のみで決まるものではなく、さまざまな事情を総合的に判断して決まります。

 

慰謝料の金額を左右する主な要素
不貞慰謝料を検討する際には、次のような事情が考慮されます。
• 不貞行為の期間や回数
• 婚姻期間の長さ
• 不貞によって配偶者が受けた精神的苦痛の程度
• 夫婦関係への影響(別居や離婚に至ったかどうか)
• 未成年のお子さんがいるかどうか
これらを踏まえ、個々の事情に応じて慰謝料の金額が決定されます。

 

年収はどのように考慮されるのか
もちろん、年収がまったく関係しないというわけではありません。
裁判例などでは、支払う側の収入や資力が「支払能力」として考慮されることがあります。
ただし、
「年収が高いから、相場を大きく超える慰謝料を支払わなければならない」
という意味ではありません。
あくまで、現実的に支払い可能かどうかを判断するための一要素にすぎない点は、誤解しやすいところです。

 

不貞慰謝料の一般的な相場
あくまで目安ですが、不貞慰謝料の相場は一般的に次のように考えられています。
• 離婚に至らない場合:数十万円〜100万円程度
• 離婚に至った場合:100万円〜300万円程度
個別の事情によって増減するため、「必ずこの金額になる」というものではありませんが、相場を知っておくことで過度な不安を和らげることができます。

 

高額な請求を受けた場合でも、冷静な対応が大切です
突然、高額な慰謝料を請求する内容の通知が弁護士から届くと、
「この金額をすぐに支払わなければいけないのか」
「払えなければ、ただちに裁判になってしまうのではないか」
と、心配になる方は少なくありません。
しかし、弁護士からの通知は、必ずしもその金額で決まるものではなく、話し合いの出発点として送られてくる場合も多いのが実情です。通知の内容を踏まえ、事情を整理したうえで、こちらの言い分を伝え、交渉が進められることがほとんどです。
その過程で、不貞の期間や経緯、夫婦関係の状況などを踏まえ、請求されている金額が妥当かどうかを検討し、場合によっては見直しが必要になる場合もあります。

 

早い段階で状況を整理することが重要です
慰謝料の問題は、請求された側の精神的な動揺が大きく、判断を誤りやすい分野です。
だからこそ、今の状況でどの程度の責任が発生しそうなのかを、早めに整理することが大切です。
弁護士細江智洋のホームページでは、
慰謝料の基礎知識や、請求された場合の対応方法について、より詳しく解説したページをご用意しています。慰謝料請求を受けて不安を感じている方は、慰謝料の解説ページも参考になさってください。
正しい情報を知って、気持ちを立て直す第一歩を踏み出しましょう。

この記事を担当した弁護士 

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みなと綜合法律事務所 弁護士 細江智洋

神奈川県弁護士会所属 平成25年1月弁護士登録
当事務所は、離婚問題でお悩みの方からのご相談を日々お受けしています。離婚相談にあたっては、あなたのお気持ちに寄り添い、弁護士の視点から、人生の再出発を実現できる最良の方法をアドバイスさせていただきます。まずは、お気軽にご連絡ください。

 

 

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